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一人で釣りに行くのは楽しい。だってその渓を独り占めできるんだもの。歩いて歩いて、入渓地点に降り立ち、先行者の足跡がなかった時の嬉しさったらありません。通いなれた渓だから、どこに流してこう掛けて、あそこで休憩して昼飯食って、2時間歩いてクルマに戻って、帰宅するのが8時ごろ…なんて全て計算できちゃいます。
さて、今日は友人との釣行です。一人の時のように魚を独占することはできませんが、それもまた楽しいのですね。僕は飯を食べるから先に釣ってよ。あの淵は絶対出るはずだから、掛けてね。おお、やっぱり出た。ちょいと渋くなってきたね、休憩しようか。
友人の釣りを見るのは楽しいです。はは〜ん、そう流すか。もうちょい左のほうが良さそうなんだけどな。なんて後ろから冷静に、ちょいとエラソーに観察するのが面白いです。そして魚を掛けた友人が嬉しそうにこちらを振り返る。
僕も釣りたいです。でも、そんな時は一人で行きます。友人と行ったのなら、友人の笑顔を見たいのです。だから僕は後ろで煙草をふかしています。結果、煙草も沢山吸っちゃいます。これはダメか。
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そうそう、釣れないと遡行速度が早くなる人はどうなんだろう。そうなるのは理解できますが、ちょっとね。流れや水深、風向きや水温、太陽の向きなど、釣れる釣れないの要素は山ほどあると聞きます。まわりを見る余裕がないとね。渓流釣りは、やっぱりね。
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