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いつもは狭い渓流で小さい渓魚を釣っている僕ですが、たまにこう言われる事があります。「海ならもっと大きいのが釣れるのに」。いや、そういう事では無いのです。また「海の魚のほうが美味いのに」と追いうちをかけられたりもします。だから、そうじゃないんですよ。
さて、10月から各渓流も禁漁期に入りました。海釣りをしない僕は、来春までまったく竿を持ちません。ただ、この日は違いました。11月のある日、石川県、手取川の河口で鮭を釣ってしまったのです。
人数制限がありますが、申し込んだらたまたま当選しました。鮭を釣るような太い竿や大きいリールなんて持っていませんから、友人から借りました。お昼前に到着して、おっとりとルアーを投げていたら、掛かっちゃいました。
「竿、弓なりだったよ」と持ち主の友人に自慢すると「俺も曲げた事、無いのに…」と疎ましがられました。海はすぐそこに見えていましたが、僕にとってこれも川釣りでした。いや、別に海が嫌いなわけじゃないんです。海釣りをしちゃうと1年中「釣り、釣り!」となりそうな気がするのです。
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渓流釣りの面白さ、もしかしたらそれは「釣りをしない期間があること」かもしれないと、僕は思うのです。 |