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毎年毎年、この季節に川を歩きます。
渓魚を釣るために歩くのですが、なかなか釣れません。でもやはり、上流へと流れを遡って歩いてしまいます。
上流へ行けば行くほど、気温は下がり水温は低くなります。毛鉤釣りに不向きな条件になるのは理解しているのですが、脚が自然に動いてしまいます。
ぜんぜん釣れません。せっかく来たのに、久しぶりの釣りなのに、お金を出して遊漁券を買ったのに、やっぱりぜんぜん釣れません…。
天気は良いけれど風が強いな。鼻水が凍りつきそうだよ。あの淵のあの流れに毛鉤を打ち込んだら、とりあえず早い昼食にしよう。
あの岩の脇、渦が反転している中に毛鉤を沈めたら、コーヒーをたてよう。
なんか、毎年おんなじことをやってるみたいだな。とりあえず次はあの流れ、白泡の切れ目を探ってみよう。それで釣れなけりゃ、もう帰る!
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渓流釣師にとって川を遡ることは探求であり挑戦だとしたら、川を下ることは敗退なのかな? |
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