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ヘロヘロ源流デヴュ〜 5/17(日)十津川村・旭源流
■出発/3:00、アプローチ開始/6時 ■釣行開始/8:00 〜 納竿/2:00 ■天候/曇・時々晴 ■気温/たぶん20度くらい ■水温/たぶん15度くらい ■遡行レベル/3級 |
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一人では到底踏み込むことの出来なかった源流に、皆のおかげで、ようやくトライすることが出来た。当初の予定では大塔村の支流を探るという目的だったのだが、林道入口でゲートがガッチリとロックされており断念。先ほどまでの大雨とそこからの距離を考えた場合、出た結論がこの谷であった。右も左も解らぬチェリーボーイにすれば従うしかなく、期待と不安が交錯する中、平尾のプラドはガレた林道をカウンターを当てながらワシワシと突き進む。車止めでいそいそと身支度を整え「いざ我、谷におもむかん」と一人テンションアップ。
が! 待ち受けていたのは約180mのはしご登りであった。「やめてくれ〜」の泣きも虚しく皆はすたすたと登っていく。1日の歩行距離・100m、煙草・4箱、酒・ボトル半分の快楽に溺れる怠惰な生活を恨み、よだれと鼻を垂らしながらヘロヘロと後を追う。先行する平尾が振り返る。「大丈夫か?」はたまた「はよ、来い!」と言っているのかを彼の表情で判断する気力も、もはや消えうせ頭によぎるは「行けばわかるよ」の一休和尚の言葉のみなり。 約2時間(予定オーバー)の登山ののち、半脱水症状の状態でようやく谷に到着。見れば数尾のアマゴがヒラヒラ泳いでいるではないか!「まさにここは桃源郷、ありがたやありがたや」と念仏をとなえる。他のメンバーは早くも釣り始めるが、ヨレヨレの私には体力の回復を待つしか選択肢はなかった。数分後、「おいていかんでくれー」とようやくロッドを振り始めると、先行の平尾の「ネット、ネット!」の叫び声。スワッ、尺物がでたか?! と駆けよると25cmのビカビカアマゴである。朱点がほとんどないこの谷の天然物だと熱く語る平尾を見て、柿崎が狂ったようにロッドを振りまくる。もちろん、最後尾をおっとり刀で釣り上がる私にはもちろんアタリなどあるわけがない。 ようやく皆が落ち着き、先行を譲られてからは本領発揮? 偏向グラスなどかけなくとも、魚影が見えるではないか。つまり、本来居るべき本命場所にアマゴが居るのだ。小場所狙いの癖が身についている自分が情けない。「一丁、ひと流ししてみるか」と気持ちを落ち着かせキャスト。アマゴがユラリと身を反転させるのが見えた瞬間ロッドを握る手が反応、虚しく空を舞うデカ・カディス。「あちゃー、喰わせる前にピックアップしてもーた」。ウブなアマゴは遅アワセが鉄則なのに…俺ってバカバカ。以降「先行を譲ってもらっている間に釣らないとボーズの恐れあり」と判断した私は遡行スピードを上げるという姑息な手段にでる。後ろを振り返りながらキャストする私に、ようやく笑顔を見せたアマゴは15cmのこれまたビカビカのウブアマゴ。「ありがたや、ありがたや」とまたも念仏をとなえながらリリースしたアマゴのバックシャンは駅前のコギャルよりどんなに愛しく思えたか。2時間の登山が報われた一瞬であった。 その後、私を待ち受けていたのは泳ぎ、へつり、高巻きの波状攻撃であった。普段なら諦めるような大淵もウエットスーツのおかげで楽に遡行できる。さらに「これは無理やろ」と思える9mの滝も先行・柿崎は嬉々として登っていく。その表情はまさに水をえた魚・雨後のアマゴのたとえがあてはまる。その「活性高き」柿崎により下ろされたザイルのおかげで私も安全に登ることができた。後方から支援してくれる平尾。なんとすばらしいチームワークなんだ! と感動。まあ、それを唯一乱しているのは私なんだけどね(陳謝)。 帰路にはザイル・ハーネス・エイト環による垂直下降も初体験できた。さすがに皆は手練れ揃いで、素人目には過剰と思える装備も使ってみると「なるほど、これなら安全だ」と納得できるものばかり。今まで自分が経験してきたFFがいかに軟派なものであったか実感できた。 ■今回、個人的な釣果には恵まれなかったが、足の痛みとともに「自分の体力しだいで魚は釣れる」という希望が得られたことが最大の収穫であった。「お楽しみはこれからだ〜!」 |
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