早く帰ろう… 4/18 三重 宮川水系
■天候/雨 ■気温/3〜4度
 降水確率90%の予報にもかかわらず、絶対ハズレ無しのここに向かうメンバーは好調の私とテンカラデビュー・中川、そして絶不調男・柿崎の三名。午前6時、雨と霧のなかアプローチ開始。所々に残雪もあり、標高の高さを実感する。8時前、柿崎提案の橋・下流部より入渓。風のため、柿崎&冨永は和式毛針釣りにフライラインの組合せ、中川は「まずは一尾を」と手慣れた西洋式毛針釣りでスタートする。
 先行を柿崎と交代しながら、橋の下で本日の初物を捕獲した私、「さすが俺」と喜ぶ。中川も一尾目を掛け、和式毛針釣りにチェンジ。一方、絶不調男・柿崎は各ポイントで粘るも収穫無く、少々焦り気味で「ぼうず三兄弟」を作詞したせいだと言い訳をしていた。あれは近年稀にみる良い唄なのだが、彼はまだ自分の才能に気づいていないらしい。

 釣行開始より約2時間、降りしきる雨と寒さのせいで帰りたくなる。しかし柿崎、未だアマゴの顔を拝めず、諦めきれない様子。後方より釣上がる私、好調の証しかさらに数を増やしていく。中川も和式毛針釣りでの初物を上げ、営業スマイルを見せる。

 その後、神のお慈悲か柿崎にようやく良型が顔を見せた。「これで帰れる」と、ほっと一安心したのは他の二人も同じだった。11時、巻きが必要となる淵で三者会議。今日はツメルのはやめて橋まで戻って昼食にし、登山道で帰路につこうと決議。コンデションが悪いとさすがの柿崎も弱音を吐くのだと、彼の人間性を垣間見る。クライミングターミネータも寒さには弱かった。

 11時すぎ、橋の下で濡れた木々を拾い集め、手慣れた手つきで火をおこす。この焚火だけが、今我々を守ってくれる命の糧だ。まるでマッチ売りの少女のように、炎に枝をくべる柿崎の瞳は虚ろだった。早く帰ろう、温泉とビールが我々を待っている…。

●さすがと言うべきかアマゴはたくさんいた。サイズも昨年より上がっており、まだ地元餌師に抜かれていないようだ。
天候は最悪だったが活性は高く、天候さえよければ体力も消耗せず爆釣の予感がある。この季節、雨の日はフリースをお忘れなく。


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