テレビ朝日「朝まで生テレビ/大晦日特別スペシャル」を見て

大晦日の夜、−正確には日付は年明けだが−、ふとチャンネルを回していると、討論がされていた。
若手政治家、その他色々な分野のパネラーが、約15人、議論を交わしていて、面白いので見入ってしまった。
田原総一郎氏の司会だが、会議の司会ではなく、本人も参加してしまう討論会で、しばし、同時に4・5人が話すので、訳が分からなくなる局面が多々有るが、人それぞれ、色々な見方をするので面白かった。

印象に残った話題として。

大島渚氏の主張する「非武装論」
「日本は平和に徹し、一切の戦力、防衛力を持たない方が良い」
Q:敵が攻めてきたらどうするか。A:甘んじて損害を受ければ良い。
私は、独立国家の主権、国民の生命財産を守る観点から、この意見には賛成しないが、 一部で、浪花節のように言われる「非武装中立なら攻撃されない」というくだらない論理展開より遥かに筋は通っている。

憲法改正により第9条との議論なしに自衛隊を認めた場合の「徴兵制論」
「自衛隊を公然と保有する事に成った場合、要員を確保する為に、徴兵が必要となる」等と言う訳の分からない論理展開をする野党議員がいた。 昨今の民主的先進国では、志願制が普通であり、まして、最近の就職難、徴兵などで無理矢理集めなくても、優秀な人材が、希望して集まっている。 現状認識も全くできず、あらかじめ構成された「敵対論理」のみを主張する方々は、有識者からは笑い者だ。

社民党のパネラーの「北朝鮮の軍事予算は、(日本の地方都市の予算or日本のどっかの役所の予算 程度の)わずかなもので、到底戦争を行える規模ではない」
これには、呆れ返ってしまった。
確かに予算は必要だが、予算と言うのは、国の経済にも比例し、国民所得の差が大きく影響する。 人件費の安いかの国と、高額所得の我が国を、単純に予算比較し、戦力の強弱を言ってはお話に成らない。
単価で言えば、自衛隊の89式装甲戦闘車1台と、アメリカのM1戦車2〜3台と、かかる予算は同じでも、どちらが強いかは、比較の対象ですらない。
また、人件費をいった場合、自衛隊1個師団と、中国、ロシアの10個師団と、戦って、対等の闘いが出来るだろうかは、議論の対象にもならない。
予算が能力に比例してしまうなら、私立高校の偏差値が75で公立高校の偏差値が45だと言うような論理に他ならない。
国会議員の視野が、この程度のものか、いや、これほどあさってを指向した、現実を無視した見方である事かは、極めてお寒い状況としか言いようが無い。




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新規作成日:1998年12月31日/最終更新日:1999年1月3日

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