地場造り酒屋「新酒まつり」のご案内です(1/2)
 

田熊の酒蔵で3月4日 第9回「新酒まつり」
 
 因島市田熊町の備南酒造(藤本淳一 社長)で、恒例となった「新酒まつり」が3月4日(土)午後6時30分から酒蔵を開放して初搾り(はつしぼり)の香りと味を楽しみ、神楽や和太鼓など郷土民芸の披露で賑わいました。

 かって、因島市内には七軒の造り酒屋がありましたが、今では備南酒造の一社だけが残りましたようです。

 広大醸造科出身の藤本淳一先生が杜氏、蔵人リーダーは久子夫人というおしどりチームで、かたくなに手作りの89年の伝統を守りつづけ、今でもヒノキの槽(ふね)でもろみを搾っているとの事。

 今年は、1月末から冷え込みが厳しく、一般の人たちには大変でしたが、酒づくりには好条件。こうじ菌の管理に手間がかからず自然に機嫌良く熟成、コクのある新酒が静かな酒蔵の槽から絞り出されています。

 辛党の人に取りましては、まさに吟醸の一滴のように耳に伝わって来る響きとなります。

 当社の搾りたて清酒は、四季を通じて「冷や(常温)で飲むお酒」として、“白冠”“因島大橋”“本因坊”の銘柄で全国へ発送されています。
 

「槽搾り」で最終段階 3月4日は新酒まつり --- 田熊・備南酒造 ---

'00/02/26 --- せとうちタイムズ ---

 因島唯一の造り酒屋の灯をともし続ける備南酒造(藤本淳一 社長)は25日、寒造りの新酒「槽(ふね)搾り」の最終段階に入った。

 酒蔵に一歩足を踏み入れると、張り詰めたような神秘的な空気の中、新酒が滴り落ちる音がかすかに聞こえてくる。音をたよりに奧に入って行くと、ヒノキ造りの槽(ふね)が姿を現す。

 槽の中には搾り袋が重ねられ、自然の重みでゆっくりと酵母の命のしずくが滴り落ちて来る。白く濁ったこの原酒をタンクで再び寝かせ、成分が沈殿すると新酒の出来上がりだ。

 今年は、ほどよい寒さに恵まれ酒の出来は上々。3月4日の午後6時30分からは酒蔵を一般開放して、新酒の完成を祝い、搾り立ての酒を堪能する「新酒まつり」が行なわれる。

 問い合わせは、備南酒造 (08452)2-0523。

  
 
  
【画像説明】(右)藤本淳一社長ご夫妻の、ご挨拶です。


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