iSeries を SQL データベースとして使用した場合、パフォーマンス等の問題で必ずといっていいほど必要とされるのが、データベースの実行状況をモニターするためのツールです。
iSeries ナビゲーターから実行されるものと STRDBMON コマンドで実行するものが世に知られた代表的なものだと思いますが、いろんな呼び名があって混乱してしまいがちです。
ちなみに、「SQL パフォーマンス・モニター」といわれるものと「データベース・モニター」といわれるものは同じものです。ただし、その"種類"について明確に違いがわかる人は意外と少ないのではないでしょうか。
たとえば、iSeries ナビゲーターで「SQL パフォーマンス・モニター/データベース・モニター」を開始する場合、以下のようなウィザードで行いますが、この「タイプ」で表示される「詳細」と「要約」は STRDBMON コマンドの TYPE パラメーターに指定される "*DETAIL" と "SUMMARY" と同じものではありません。
ここで「要約」といわれているものは、インフォメーション・センターで「記憶域常駐のデータベース・モニター」といわれているものです。STRDBMON コマンドに対応するオプションはありません。
「詳細」といわれているものが STRDBMON コマンドで開始される「データベース・モニター」(のTYPE(*DETAIL)) と同じものになっています。

かたや STRDBMON コマンドには「記憶域常駐のデータベース・モニター」と同じものはありません。
「レコードのタイプ」に *SUMMARY とあるので、iSeries ナビゲーターの「SQL
パフォーマンス・モニター」の「要約」と同じものと思ってしまいやすいのですが、実はそうではありません。

TYPE パラメーターのヘルプはこんなかんじです。
正直言って、*BASIC と *SUMMARY の区別はわかりませんね ......

この「SQL パフォーマンス・モニター/データベース・モニター」は、要約/詳細の双方とも稼動しているかどうかは
WRKACTJOB/WRKSYSACT 等ではわかりません。(データベースを使用する各ジョブの負荷になっているようです)
もし止め忘れたりすると大変です。CPU もメモリーもそうですが、詳細モニターの場合は消費されていくディスク容量も
I/O の負荷もあります。
このデータベース・モニターがかかっているかどうかは iSeries ナビゲーターからチェックできますが、5250 画面からチェックするためには System API を使ってプログラムを作成する必要があります。
...... ということで、がんばってプログラムでも作ろうかなぁと思っていたら、IBM のサイトにツールがありました。
http://www-03.ibm.com/servers/eserver/iseries/db2/files/memorymonitor.zip
↑からダウンロードして iSeries 上に導入します。
ツールの内容についてはこちらを参照してほしいのですが、ツールの中に CHKSQLMON というコマンドが存在します。
実行すると、記憶域常駐のデータベース・モニター/「要約」SQL パフォーマンス・モニターがシステム上で実行されている場合は、以下のようなメッセージが表示されます。

STRDBMON コマンドで開始されたデータベース・モニター/「詳細」SQL パフォーマンス・モニターが実行されている場合には、以下のようにメッセージが表示されます。

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