ドミノのJava VM

「DominoのServlet機能を使う (ユーザー指定のクラスローダ)」で例として載せている PrintEnvServlet の実行結果でちょっと注目していただきたいことがあります。
このPrintEnvServletサーブレットはJava VMのプロパティを表示するものですが、"os.name"などのプロパティを見ていただくと OS/400組み込みのJava VMを使用しているのがわかると思います。

ドミノのJava VMは、Domino Servlet Managerに使用されるだけではなく、Java Agentの実行時にも使用されます。

NT/2000版や各UNIX版の場合、Java VMはあらかじめドミノに組み込まれて出荷されます。そのため、そのドミノのバージョンと共に組み込まれているある決められたバージョンのJava VMしか使用することができません。
また、個々のベンダーによるJava VMの使用の違いにより、その上で稼動するアプリケーションの挙動が開発環境と異なってしまうこともあり、その場合の検証はけっこう難しいことになるケースもあります。

AS/400の場合は、OS/400上でJavaを動かす限りすべて同じOS/400組み込みのJava VMを使用します。このため、スタンドアローンのOS/400環境でもドミノのJava VMでも同じ動作をします。

また、OS/400は複数のバージョンのJava VMを持ち、切り替えて使用することができます。またインスタンスごとに別々のプロパティをセットすることも可能です。

OS/400のJava VMのこうした特長を利用して、ドミノのJava VMのバージョンやプロパティを変更することができます。
ただし、ドミノのJava VMに関しては、現行リリースのドミノ自体がJDK 1.1.xしかサポートしていないため、Java2への変更はできませんのでご注意ください。

ドミノのJava VMの変更はユーザープロファイルのメカニズムを利用して行います。このため、パーティションサーバーを構成してあるような場合は全サーバーのJava VMのバージョンが共通になります。(インスタンスは別になります)


ドミノのJava VMのバージョンを例にしたプロパティの変更のやり方をご紹介します。

IFS上に適当なディレクトリを作成してください。

ルート("/")に"/home/qnotes"というディレクトリを作成します。(別の名前でもかまいません)
作成方法は例のごとくネットワークドライブ経由でもmkdirコマンドでもなんでもかまいません。

ドミノが使用しているユーザープロファイルは"QNOTES"になります。
このユーザープロファイルのホームディレクトリに先ほど作成した"/home/qnotes"を指定します。オペレーション・ナビゲーターでの例を載せてありますが、もちろん5250コマンド画面からのCHGUSRPRFコマンドでもOKです。

"/home/qnotes" ディレクトリに"SystemDefault.properties"というファイルを作成し、以下のように内容を入力します。
こちらは5250画面からの例です。コマンド画面から"EDTF '/home/qnotes/SystemDefault.properties'"と入力してください。
"java.version=1.1.8"という行を追加します。もしJDKを1.1.7にセットしたいのであれば"java.version=1.1.7"と入力します。
その他、Java VMのプロパティでセットしたいものがあればここで同様に入力します。
F3キーで保管してください。
ネットワークドライブからノートパッド等で作成してもOKです。

ドミノサーバーを再起動してください。

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