アプリケーションの配布 [1:定義] (マネージメント・セントラル プロダクト機能)

マネージメント・セントラルにはアプリケーションを配布する機能として、プロダクト機能があります。

というか、「アプリケーションを配布する機能として、プロダクト機能が」というのは正確ではありません。
プロダクトという機能には、分散環境も含めてアプリケーションを管理するための以下のようなかなり豊富な機能があります。

端的に言って、ちゃんと管理できるのであれば OS/400 の統一されたインターフェイスで汎用的なしかもきめの細かい管理を自分で作ったアプリケーションに対して行うことができる、というのがメリットでしょう。

それに対してのデメリットとしては、オーバースペック気味というか、いろいろ決め事に則って行わなくてはいけないことが(汎用的/統一された/きめの細かい、ということからしかたがないことなのですが)けっこう多くなってしまって面倒である、ということでしょう。

そのあたりはこれからの紹介を見て、考えてみていただければいいと思っています。

最初に概略を説明しておきましょう。

今回は例としてこれをプロダクトに仕立てて使用してみたいと思います。

まず、プロダクトとして管理するためにプロダクトの定義を行います。
マスターとなるプロダクト、つまりプロダクトの元となるライブラリーやオブジェクトをまとめて「プロダクト」として定義します。
この元となるライブラリー等の存在するシステムをソース・システムといいます。

その時、この「マスターとなるプロダクト、つまりプロダクトの元となるライブラリーやオブジェクト」は開発用のものとしての位置づけになります。
導入後には別の名前のライブラリーになるようにします。
この実際のパッケージングのためにいったんソース・システムへのインストールを行います。

ソース・システムへのインストールが終了したところで、他システムへの送信が行えるようになります。


プロダクトの定義

プロダクトの定義を作成します。

マネージメント・セントラルの「定義」-「プロダクト」の右クリックメニューで「新規定義」を選択します。

以下のような新規でプロダクトの定義を作成するウィザードが出てきます。

「名前」と「記述」はマネージメント・セントラルの「プロダクト」のところの画面での識別になります。

「製品 ID」は例のように "1桁の数字 + 1桁の英字 + 5桁の数字" で定義します。
OS/400 で言う "5722SS1" に相当するものですね。

「リリース」は VxRyMz の形で指定します。

「拡張」ボタンを押すと以下のような画面になります。
内容は ... まあ見てのとおりですね。

次に「ソース・システム」の指定です。
書いてあるとおり、「この製品のオブジェクトがすべて含まれているサーバー」をここで選択します。
ここの例でもそうであるように、必ずしもマネージメント・セントラル・サーバーと同じサーバーである必要はありません。

次は「オプション」です。
OS/400 などでもいろいろなオプションがありますね。たとえば OS/400 V5R1 のオプション 12 は「ホスト・サーバー」になっていますが、その「オプション」と同じものです。
指定しない場合は *BASE オプション (= 「基本」) のみになります。

次は実際に「プロダクト」を構成するアプリケーション・パーツを指定する画面です。

この画面で「追加」ボタンを押し、システム上のオブジェクトを参照してチェックをつけていくことによって「プロダクト」の構成部品を決めていきます。
また、この例ではマネージメント・セントラル・サーバー (Domino400 を使用) と「ソース・システム」のサーバー (Asdomino2 を使用) が異なるので、ここでサインオン用のユーザーを聞いてきています。

こんなようなダイアログボックスが出てきて、システム上のオブジェクトを選択できるようになっています。

今回はライブラリーひとつです。

ここで指定したライブラリー名は開発ライブラリーの名前になります。導入後の完成形のライブラリー名にはなりません。必要であればあらかじめ名前を変えておいてください。
プロダクトが導入された後のライブラリー名は後で指定します。こちらの方はわざわざそういう名前のライブラリーを作っておく必要はありません。

「出口プログラム」ボタンをクリックすると以下のようなダイアログボックスが出てきます。

「プロダクト」にする利点のひとつ(私は最大の利点だと思いますが)は、ここで前後に出口プログラムを指定していろいろな処理を行えることだと思います。
ただし、どう書いてもいいわけではなく、ちゃんとお作法があります。
出口プログラムについては後述します。
とりあえずここでは特に指定はしないことにします。

言語オプションの指定です。
OS/400 で言う 2次言語ですね。

ライセンスの定義をするかどうか、の指定です。

いわゆるライセンスへの同意を行わせるかどうか、の指定です。

これでウィザードは終わりです。

今まで指定してきた情報の要約が表示され、この画面で「完了」ボタンを押すとプロダクトの定義が作成されます。

意外とあっさり定義の作成は終わります。

定義の作成が終わると以下のように表示されます。

この後はソース・システムへのインストールに続きます。

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