IBM Systems Dierctor Navigator for i を使うときの考慮点 (V7R1)

IBM Systems Dierctor Navigator for i というのをちょっと使ってみましたが、意外と(?!)役立ちそうです。

機能的には IBM i Access for Windows の Web 版といったところですが、V7R1 時点では、比較すると微妙にこちら(IBM Systems Dierctor Navigator for i )の方にできないことがいくつかある、といったかんじでしょうか。

どんなことができるかについてはインフォメーション・センターの「IBM Systems Director Navigator for i」などを参照してみてください。

IBM のサイトにある

使える!IBM Systems Director Navigator for i の新機能
IBM Systems Director Navigator for i でパフォーマンス分析!

あたりも参考になるのではないでしょうか。


使うための準備

IBM i 側で

STRTCPSVR SERVER(*HTTP) HTTPSVR(*ADMIN)

で ADMIN サーバーを起動しておき、
Web ブラウザーから

http://(IP でアクセスできるホスト名):2001/

でアクセスし、ユーザー/パスワードを入れれば初期画面が出てきますので、いろいろ試してみるといいと思います。

↓でもアクセスできると思います。

https://(IP でアクセスできるホスト名):2005/ibm/console/logon.jsp

考慮点

どんなことができるかは、実際にぜひやってみていただくとして、実は動かすのに必要な考慮点があります。

たとえば、メニューは出てきたものの、個別の画面を出そうとすると↓のように真っ白になってしまい、一番したのゲージがジリジリあがっていくだけで反応がない、という事象にでくわすことがあるかもしれません。

これは、サーバーが遅いとか PC のスペックが足りないとかではなく、IBM i 側の設定で起きる問題であることがあります。

FQDN (Fully Qualified Domain Name: 完全修飾ドメイン名)の設定

CFGTCP 画面の「10. TCP/IP ドメインの変更」で、サーバー名/ドメイン名をきちんと入れておく必要があります。

↑で指定したホスト名+ドメイン名(たとえば system1@company1.co.jp など)は、IBM i 上で PING が通る必要があります。
一番カンタンなのは、5250 画面からその名前に PING が通るかどうか確かめることでしょう。

DNS に登録されているシステムであれば「10. TCP/IP ドメインの変更」で DNS を指定しておけば OK ですが、テストマシンなどでそうした登録がない場合もあるでしょう。
そうした場合は、その名前をそのシステム上の CFGTCP 画面の「12. TCP/IP ホスト・テーブル項目の処理」で登録しておけば OK です。

IBM System Director Navigator, Navigation Missing or Unresponsive に同様の事象と対処方法が載っていますが、DNS を利用した解決方法のみになっています。
「ホスト・テーブルの項目」だけでも大丈夫です。

別の事象

同じ原因で、↓のようにちょっとおかしな画面が出てくることもあります。

この場合も FQDN の登録とその名前で PING が通ることを確認してみてください。

問題判別

↑のような問題が起きているときは、WRKLNK コマンドで /QIBM/UserData/HTTPA/admin/logs ディレクトリに error_log.xxxxxxxxxx という名前のエラーログが出ていないか見てみてください。

↑の問題が起きているときは↓のようなログが出ていると思います。

[alert] (EAI 6)APR does not understand this error code: ZSRV_MSG0358: mod_unique_id: Unable to use gethostbyname("SYSTEM1@COMPANY1.CO.JP")

まさしく FQDN に対して PING が通らないということを示していますね。

また、最後のところが gethostbyname("") となっていることもあり、FQDN が登録されていない場合にそうなります。


興味深い点など

他のシステムの管理も可能

「ターゲット・システムの設定」で ADMIN サーバーが動いているシステム以外も、ここから接続できるシステム(= CFGTCP 10 で設定されており、FW などが通るシステム)については同じことができるようになっています。

この「ターゲット・システム」とのやり取りは JDBC(QZDASOINIT) や遠隔コマンド(QZRCSRVS)などを使用して実現されています。

ですので、「ターゲット・システム」側で ADMIN サーバーを動かす必要はありません。V5R4 のマシンを「ターゲット・システム」として設定してみましたが、(全機能試したわけではありませんが))特に問題なく使用できました。

SQL プラン・キャッシュの表示も

「データベース」-「ヘルス・センター」画面の「環境上の制限」タブでの「アクションの選択」ドロップダウンメニューから「SQL プラン・キャッシュ・ステートメントの表示」で、SQLプラン・キャッシュの内容が System i Navigator 上同等の画面で見ることができるようになっています。

まぁ、やはり System i Navigator の方が見やすいとは思いますが、Web ブラウザーさえあれば使える、というのは魅力的ではありますね。

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