Intelligent Communications Trace Analyzer for iSeries

Intelligent Communications Trace Analyzer for iSeries という iSeries ナビゲーターのプラグインがあります。
STRCMNTRC などで取得したトレースを分析するためのツールらしいです。

↓からダウンロードできるようになっています。

http://www-912.ibm.com/supporthome.nsf/document/33072549

今現在のところは V5R2 のシステム用のもので、サーバー側のモジュールと iSeries ナビゲーターへのプラグインの組み合わせからなっています。
とりあえず導入してみましたので、ここで紹介してみたいと思います。


前提 PTF (SI10282) の適用

現在の、前提となる OS/400 は V5R2 になっています。
いくつか前提の PTF がありますが、現在の累積等に入っていない PTF SI10282 が必要になります。
この PTF はサイズが大きいので SNDPTFORD コマンドなどではダウンロードできません。
iPTF などを使って入手し、仮想光ディスク装置を使って導入するのが、一番早いやりかたになるでしょう。

ちなみにこの SI10282 は ABLE (the Agent Building and Learning Environment) のバージョンを 1.3 から 2.0 にするためのものです。

該当 PTF を仮想光ディスク装置を使ってロードする手順をこちらに紹介してみましたので参考にしてください。

ライセンス・プログラムとしての復元

上記リンクからたどって、zip ファイルをダウンロードし、解凍すると、中に qesupanz というファイルがあります。
このファイルを、あらかじめ OS/400 上に QESUPANZ という保管ファイルを作成しておいた上で、バイナリーモードで FTP します。

FTP 後、その保管ファイルに中身が入っていることを DSPSAVF コマンドで確認し、その保管ファイルから RSTLICPGM コマンドを行います。
以下のように「プロダクト」には 5733AZ1、「言語」として 2924 を指定します。「言語」の指定は忘れやすいわりに、間違って復元すると、けっこうあとでリカバリーするのが大変なので、気をつけてください。

GO LICPGM のメニュー 10 から、ちゃんと導入されているのを確認します。

プラグインをインストールするための準備

このままですと、言語が日本語である iSeries ナビゲーターにプラグインとして追加できません。(「導入されている言語が違う」といったようなメッセージで導入を続行できません)
解決方法は至極簡単で、関連モジュールが導入されているところにたいてい MRIxxxx (xxxx は 2924 だったり 2962 だったり) という名前のディレクトリがありますので、これを正しい言語コードのものに変えてやれば OK です。

今回は日本語用の MRI2962 というサブディレクトリを作成して、そこに MRI2924 (英語) の内容をそのままコピーすることで対応します。
以下のように MD コマンドで MRI2962 というサブディレクトリを作成します。

iSeries ナビゲーターなどで MRI2924 ディレクトリの内容を見てみましょう。

こんなファイルが入っています。
全部をコピーして MRI2962 ディレクトリに貼り付けます。

プラグインのインストール

iSeries ナビゲーターの「ユーザー接続」の右クリックメニューから、「オプションのインストール」-「プラグインのインストール」を選択します。

こんなダイアログボックスが出てきます。
「サーバー」のリストボックスから、上で準備した IFS ディレクトリのあるサーバーを選択してください。

「選択セットアップ」が起動されて、そのままユーザー/パスワードなどを入力していくと、最終的にはこんな画面が出てきます。
上記の準備がうまくいっていれば、以下のように「Communicatrions Trace Analyzer」というものが出てきます。これにチェックをします。

確認画面ですね。

コピー中の画面です。

最後はこんな画面です。
「OK」を押してインストールは終了です。

使い方

導入が正しく完了すると、「構成およびサービス」に「Tools」というメニューが増えます。
その中に「Communications Trace Analyzer」というメニューがありますので、これを選択します。

こんな画面が出てきます。

このツールは、通信トレースを新規に開始したり停止したりするようなものではなく、すでに存在している通信トレースの出力を分析するためのツールになります。
ですので、通信トレースの取得は通常の STRCMNTRC や TRCCNN などで行っておきます。

「File」-「Open Failure」を選択します。

ユーザーを指定し、「Printer output name」で、通常、トレースは QPCSMPRT という名のスプールになるので、それを選びます。
「Create list」ボタンを押すとリストが作成されます。

該当ユーザーで出力した QPCSMPRT ファイルのリストが出てきます。

上記画面で「Next>」ボタンを押すと、次のような画面が出てきます。

次の画面がこんなかんじです。

「Failure Type」をチェックし、結果が保存されるので「Failure name」や「Description」を指定します。
これ以降については、ダウンロードしてきた zip ファイルを解凍すると、tutorialInstructions というディレクトリがあり、その中に HTML 形式のチュートリアルがありますので、そちらを参照してみてください。

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