Ant というツールはいろいろな用途に使用できます。
主なものとしては、Java クラスのコンパイル、そのコンパイル環境のセットアップ、WAR
ファイルの生成、EJB-jar ファイルの生成、などなどがあります。
もともとは Tomcat のビルドのために作成されたもので、やはりよく言われているように
make ツールのかわりといった位置づけで使用されています。
とりあえず、そのうちのとっても簡単な例から見ていきましょう。
Ant の導入自体は簡単です。
iSeries での例ですが、以前紹介したこともありますし、ダウンロードして解凍して ANT_HOME/JAVA_HOME/PATH の 3つの環境変数を定義すればすぐに使用できます。
Ant は build.xml というファイルを使用して、タスクの定義を行い、これをもとにしてその実行をします。
(もちろん違う名前で作成して、実行時に指定させることもできますが、今回は話を簡単にするためにそういうことで)
では、例としてカレントディレクトリのソースファイルを一括してコンパイルする定義ファイルを作成してみましょう。
まず最初は決まりで
<?xml version="1.0"?>
です。
次に Project というものを定義します。
<project name="simplebuild" default="compile">
Project には必ず 1つ以上の Target があります。
Target とは一連のタスクをまとめた実行単位になります。
<target name="compile">
<javac srcdir="." />
<echo>complete!</echo>
</target>
上の例で言えば、Target とはコンパイル (javac) を行って、"complete!"
というメッセージを出す、という一連の作業のことです。
これを Ant のパラメータとして "compile" と指定すると実行できるように
name="compile" と名前付けしています。
この時、"javac"は Task ということになります。
最初の Project の定義での default="compile" は、何も指定せずにただ ant と実行した場合に、実行される Target の指定になります。
全文はこんなかんじですね。
| <?xml version="1.0"?> <project name="simplebuild" default="compile"> <target name="compile"> <javac srcdir="." /> <echo>complete!</echo> </target> </project> |
ほんとは通常こんなかんじでインデントして書きます。
(わたし、HTML でのこの再現のさせ方がよくわからなくて ... でインデントなしの引用になってしまっております。すみません
...)

ant とただ実行させれば、以下のようにコンパイルが行われます。
ant compile と実行しても、同じ結果になります。

簡単ですが、結果の確認です。
コンパイルされて .class ファイルが増えているのが確認できますね。

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