AS/400について思うこと

私にとってAS/400とは何よりもWebSphereとDominoが動くプラットフォーム/マシンである。

今時のシステムはWebSphereとDominoでほとんど作れてしまうのではないだろうか??
それで作りきれないようなこまかいところは、Javaで作ればいい。

またAS/400には Toolbox for Java という100% pure Javaのユーティリティ群が無償でついてきており、これを使ってクライアント/サーバーでプログラムを作ってデータベースサーバーとして使用する、という手もある。

この3つで今時アプリケーションなんてほとんど構築できてしまうのではないだろうか。

作るのが大変だというのであれば、ほとんどのメジャーなERPはAS/400で稼動する。こちらを使うのがやはりこのグローバル化を深めて行く経済世界に対しては正しい対処だろう。

AS/400の特殊性なんて言うが、何が特殊なのだろうか。どちらかといえばWindowsやUNIXに比べて余計に必要な作業はなく、ただOSが自動的にやってくれる、ということが多くなるだけのような気がする。

UNIXでシェルプログラムが必要で、WindowsでBATファイルやVBスクリプトなんかで行う処理があるように、システムまわりのプログラムを作成するのはどんなOSでも固有なものだろう。そういう意味では、AS/400の場合はCLさえ覚えてしまえばよいし、これもとても覚えやすくあまり苦になるようなものでもない。
どうしてもイヤなら Toolbox for Java を使えばほとんどのことが(OSまわりの設定変更などさえ)できるのでJavaを使えばいいだろう。そういう意味ではWindowsやUNIXよりよっぽど融通が利く。

特別に可もなく不可もないデータベースが、OSと共に導入されていてわざわざ設定もせず特別意識もせずに使えるというのはいいことだろう。ただ、Dominoみたいにそのデータベースをまったく使っていなくても、AS/400というシステムを使う価値は十分すぎるほどある。その意味では、AS/400のいいところというのは、やはりなによりもそのOSだろう。

AS/400というと、とかくIBMサンが自虐的に言いたがる「グリーン・スクリーン」だが、このホームページでもいくつか書いておいたように、AS/400のほとんどの設定や管理はGUIで行われる。それどころかGUIでないと行えない処理すらあるくらいだ。
Windowsでも導入はフルスクリーンのキャラクターモードで行う必要のある処理は(導入など)やはり存在するし、UNIXでは結局ほとんどの処理はシェルコマンドで行う。同じようにAS/400でもコマンド画面から行う処理はあるが、それはエキスパート向けの窓口でもあるし、UNIXのシェル画面と同じだと思えばそういうものではないか。

WebSphereもDominoもそれぞれプラットフォーム共通のインターフェイスを持つ管理ツールがあり、それを通していろんな設定変更やモニタリングを行う。
WebSphereやDominoのプラットフォームとしてAS/400を考えた場合、極端なことを言えばGUIでほとんどすべての処理は可能である。

つまりAS/400はもはやGUIマシンであり、やはり何よりもWebSphereとDomino、Javaの動くプラットフォーム/マシンなのだと思う。
自信を持ってそのプラットフォーム/マシンの素晴らしさを訴えればいい。凡百のWindows/UNIXのメーカー(OS/マシン)はどんぐりのせいくらべみたいな差別化にしのぎをけずっている中、他を圧倒する個性がある、というのはすごいことではないだろうか。

面白いのは、IBMサン(日本の、ですね)自身がそのことはまったくわかっていないように見受けられることだろう。
今時「オールインワン」など的をはずしている。データベースだっていくつか見るべきところはあるけれど、機能からみればOracleの敵ではないし、UDBにまで抜かれてしまっている。SQL Serverですら、先を行っている機能が多々ある状態で、データベースの優秀性なんて売りにすることには無理を隠し切れないのではないか。(別の意味で問題なのはその「AS/400のデータベースの優秀性」自体を正しく理解されている方がどれだけいらっしゃるんでしょうか、ってことですが)
RPGの生産性なんてさすがにもう言う人は少なくなったけど、私のようにRPGなんてほとんどまったく知らない人間にはなんのことだかさっぱりわからない。
なによりAS/400を売っている人、プロモーションしている人はAS/400にさわったこと、使ってみて「いいマシンだなあ」と思ったことがあるんだろうか。
そういった芯になるもの、核になるものがあってこそ、「顧客満足度」とか「使いやすさ」、「拡張性」、「信頼性」とかいった何かと彼らが言いたがることばが説得力を持てるのだと思うが、実際のところは抽象的にそういったことばだけで考えて言葉遊びをしているだけのように見える。それじゃ説得力なんて持ち得ないだろう。

最近は「TCO」というのが流行のようだが、どういうことだかわかってるんだろうか。システム部門の人の立場とか気持ちとか考えたことあるのかな。なんだか実感のない机上以下の計算をされてこっちが安いと言われても言葉遊びよりさらに共感しがたい。

AS/400のSEサンはいつも「AS/400は特殊だから」という逃げを用意している。
DominoもWebSphereもソースそのものが各プラットフォームをまたがって9割以上同じだと言われている中、PCやUNIXのSEさんだったらもっと自分のアタマを使っていろいろ調べるだろう。AS/400のSEサンはジョブログを見て終わりだ。あとは「前例がない」「ロチェスターに調べてもらっているがまだ返事がない」。
(もちろんそうでないSEサンも知っていますけどね)

ついでですが...

このインターネット時代、たとえばUSでの価格なんか誰にでもわかるのです。日本での価格、もうちょっとUSでの値段に近づけた方がいいのではないでしょうか??

しかし、まあ、ホントに、せっかくのすばらしいマシンなのに、IBMサン、なにをしてるんでしょうかねぇ...

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