#14 13人いる!
ピンポーン
インターホンが鳴った。
僕はその音に起こされ、寝ぼけ眼でドアを開けた。
すると、そこには10代後半であろうか?女の子が立っていた。
「敵に狙われています、助けてください。」
僕は、全くわけがわからず「はあ?」と答えると、
「とにかく、助けてください。」
僕はすっかり動揺してしまい、とりあえずその娘を部屋に入れる事にした。
一体何であろう?新手の宗教勧誘か?「5分だけ話聞いて下さい。」とか言って1時間
も話込んでくれるアレか?冗談じゃない、今日はバイトの日なのだ。キリストは3日後に復活
しただの、教会に来ませんか?などと言う話しを聞いている暇はない。
「あの、宗教の勧誘だったら帰ってほしいのですが・・・。」
「しっ!!!」 「・・・・・・・・・・・・・・。」
「静かにして下さい、敵に気づかれてしまいます。」
一体、この娘は何を言っているのだろうか?
それでも僕は平静を装い、少しの間黙っていた。
「・・・・・。」「大丈夫、敵はもう行ったみたい。」
「あっそう、で、一体何だったのです?」
「鬼ごっこです。」
僕はキレそうになりました。
このガキは、大人のおにーちゃんをからかいにきたのかな?どうしてくれましょうか?ザーボン
さん。などと思っていると、その娘は勝手に語りはじめました。
「いや、正確に言うと『鬼ごっこ』ではないのです。」
「『逆鬼ごっこ』と言うべきですね。」「鬼が追いかけられるの。」
「最終的に鬼だった人が勝ちです。」
「何故、私達がこのような事をしているかというと、私達の星では18歳になった時、一つの
儀式があるの。」「それは、他の星に行って、例の『逆鬼ごっこ』をやる事よ。」
「今年、18歳になったのは13人、その中で勝ち残った1人だけが、性別をもらえる事になって
いるわ。」「期間は3日間ね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
この女、オカマである事が判明。オナベである事が判明。ニューハーフである事が判明。
「しょ・・・、証拠とかあるんですか?」
「そうね、今は私が鬼なんだけど、鬼を探すためにはこの『スカウター』という道具を使うわ。」
カチャ、ピッ、ピッ。
「あなたの戦闘力は0,03ね、カスだわ。」
「あ、ちょっと待って。」「敵よ。また、近くに来ているわ。」
何でもいいけど、よそでやってくれよ・・・・・。
(2001,7,18)
|
|||
|
|