#21 ファミレスの恐怖
実は昔、ファミレスでウェイターのアルバイトをしておりました。
これからするお話しは、いわば、ファミレスの日常と思ってもらっても結構です。はい。
とある日、1組のお客さんが入って来ました。
しかし、その風貌は見るからにニューハーフと言った感じで、顔立ちは東南アジア系。
香水のニオイをプンプンさせながらの登場です。
そう、あっち系の人ですな。(しかも、2匹。)
すると、パートのおばちゃんが「あの人達、ニューハーフよ。」とオレに教えてきました。
見りゃー分かりますって・・・。
とりあえず、オレはオーダーを受け取り、淡々と仕事をこなして行った。
そして、程なく、その外人さんの頼んだ”刺身定食”が出来上がる。
仕事ですので、当然持っていきます。
オレ 「お待たせしました。」「刺身定食になります。」
外人 「ハ〜イ☆」
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・。
さぶっ・・・・・。
・・何だか異様なハイテンションです・・・。
そして、やたらとニヤニヤとしています。←(今、思えば、これが複線だった・・。)
やっぱり、あぶない人なので、、
とっとと、定食の板をテーブルに置いて、引き返す事にした。
そして、定食の板を置いた、その時です。
ギュッ。 (何かが何かをつかむ音。)
え?
悲劇発生です・・・。
俺の手、「ギュッ」っと、握られています・・。
この船、沈みそうです・・・。
タ・ス・ケ・テ !!!
S・O・S ! S・O・S ! S・O・S !
誰も助けに来ません・・・。
しかも、明らかに何かを求めている様な目でオレを見つめてくるのです。このニューハーフ!!
何?若さ?
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
身体なの?(泣)
嗚呼! どっちも、とか言いそうですよ!(号泣)
もう、嫌です・・・。こんなアブノーマルな世界、イヤすぎです・・・。
父上様、母上様、僕の心はすっかり汚されました・・・。
もうダメです・・。先立つ不幸をお許しください・・・。
追伸。もしヒマがあったらウラニワのアルジャーノンのおハカに花束をやってあげてください・・・・・。
・・・などと、人生をあきらめ、素で泣きそうになっている時でした。
・・・、ようやく手を離してくれました・・。
その日、彼は手の皮がめくれるまで、手を洗い続けたそうな。
(2001,8,21)
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