#34 魔のナポレオン
ついに卒論も終わり、学生生活も残りわずかのようである。
しかしまあ、卒論発表の最終日。学生生活、最後の最後にやってしまいました。
結論から言うと、吐きまくりである。カメハメ波である。
吐きまくりの雨、アラレである。
何ですか、この嫌すぎるフレーズ・・・。
その日は卒論発表の最終日。
学科全体の祝賀パーティーも終わり、その後は各ゼミとか、そのような単位で飲み会が
始まるわけですが、何故か、僕は岩石化学実験室(岩ゼミ)で飲んでいた。
(ちなみに、僕は岩ゼミではない・・・。)
少し時間も経ち、そろそろお酒もなくなってきた所に、同じく、1階の物理探査実験室(りくべや)
で飲んでいた友人S君がやって来たのである。
S君の話は、”りくべや”にはキムチ鍋がある。などと言う、この、ストーブ一台しか置いていない
岩ゼミにとって、とっても”うらやましい”話であった。そう、”うらやましいストーリー”である。
シッカモ〜!(ビオレの宣伝風に。・・古いな・・・。)
しかもである。
あの、”ナポレオン”があると言うではありませぬか!!!!!
ナポレオンですよっ!!ナポレオンっ!!
いえ、僕も詳しくないです。
ただ、やたら高いお酒という事は知っているのです。なあ、ナポレオン。
というわけで、「ナポレオンが飲みたい!」とS君に申しましたところ、「じゃあ、来る?」
との事です。
喜んで”りくべや”に向かうと、「ナポレオンを飲みに来ました!」と、のたまう僕に、
”りくべや”の方々はやさしく、そして、何故か、最高の笑顔で、ナポレオンをコップ一杯に
ストレートでドボドボと注いでくれました。
え・・・・・・・?
正直、ビビリました。「普通、水割りだろ。」とか思いました。しかし、彼らの
「コレくらい、いけんだろぉ?」的な視線は、もろ、直射日光です・・・。
しかし、飲んでみると、これがまた、うまいっ!のです。
これならストレートでも飲めますよおっっ!!!
しかし、これが、このお酒、最高の罠だったのです・・・・・・・・。
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僕がここに来た時、ナポレオンはボトルの半分くらい残っていたのですが・・・、
すみ君、・・・全部飲んでしましました・・・。
挙句の果てに、XOという、これまた高いブランデーがありまして、それにまで、
手をつけだす始末。まあ、この後起こる事は、ある意味、予定調和であったのですが・・・。
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”りくべや”の人達が異変に気づきました。
少し前に、部屋を出て行った、すみ君がちっとも帰ってきやしねーのです・・・・・。
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「バンバンバンッ!」
「バンバンバンッ!」
「大丈夫かー!!」
意識の向こうで声がする・・・。
「ガチャガチャ」「ああ、こりゃー、鍵しめて、吐いてるわ。」
・・・・・・・・・。
ようやく、意識回復。
ああ、オレはトイレで吐いてそのまま寝ちゃったんだ・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
”波ー” 、 ”波ー” 、 ”波ー”
だ、ダメだ・・・。
ロマンティックが止まらない・・・・。
ちがう。
と言うか、意識があるかぎり、吐き気を催すようである。
すると、空から、院生のHさんが降ってきた。どうやらトイレの鍵がかかっていたので
扉を乗り越えて来たようである。ガチャ、鍵を開け、そこからはU君の声がする・・・・・。
( 後日のU君談: 「あの時、すみ君は何故か、”正座”で、ベンキを抱きかかえるように
寝ていたよ。」 )
あとは、この2人にずっと介抱してもらい、”りくべや”の方々に迷惑をかけつつ、
眠りについたそうです。
そんなわけで、迷惑をおかけした方々、本当に、本当に、すみませんでした。
院生のHさん、僕が目を覚ました朝の5時に
「卒論発表の最終日の夜に、絶対に忘れられない思い出ができてよかったな。」
と言ってくれたのですが、
僕の思い出は、こんなんばっかです。(泣)
(2002,2,6)
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